<令和3年新制度③>グリーン住宅ポイントはお得か

2020年12月に令和3年度の住宅税制改正の概要が発表されました。今回は第三弾、グリーン住宅ポイントについてです。どういうこと?と思うかもしれないですが、簡単に言うと「省エネ住宅にすればその分ポイント還元しちゃうよ」ということです。もろもろ細かい条件があるのですが、簡単に言ってるということでご容赦ください。

じゃあ具体的にいくらくらいポイントがもらえるの?

図を見ていただければと思いますが、新築の場合40万とか30万、特例ありだとMAX100万、60万。既存住宅購入の場合30万がベースですが①~③については④と併用できるのでMAX45万という感じです。リフォームの場合はかなり細かく決まりがあるのですが、既存住宅の購入を伴う形でMAX60万です。まずMAXの条件を満たしているかを先に判断いただき、新築でMAXの条件の方は100万近く、その他は数十万と考えればいいでしょう。

超お得なの?

では上記のポイントをフルに受け取るためにどれだけの費用がかかるか、という話になります。例えばですがフルにZEH(ゼッチと言われています。ゼロ エネルギー ハウス の英語の頭文字をとったもの)にするのに必要な金額はおよそ300万と言われています。ここまでやらなくて小さくやるにしても、太陽光パネルでしたら大きさによりますが4kWで80万とかそれくらいじゃないでしょうか、エコジョーズなどは10万とかそれくらいです。

そう考えると、ちょっとそのためだけだとリターンが少ないな、と思うところがあるかもしれません。ただ、これらの省エネ機能をつけておくことで、月々の光熱費も下がってきます。例えばですが、戸建てで電気代月々12000円くらい払っている家庭が、太陽光パネルをつけると月々8500円になったりしますので、年間4万強の節約になります。またエコキュートでも導入前後ではガス代が同じくらいの差でかかりますので、電気とガスで年間で8万の節約になります(あくまでミドルサイズの戸建てのだいたいのイメージです、実際は追い炊き機能があるかないかとかでガスなどは大きく変わると思うので、変動します)。

年間8万、あとは何年その効果を享受するかによりますが、20年くらい使うと考えると160万。まあトントンといったところでしょうか。あとで売るときもアピールポイントになる可能性もあります。

結論=安くやってもらえるかどうか

結局のところ、ポイントが出るからと言われて、はいはいと言って買ってたら駄目ですね。おそらく工事の業者もポイント制度の分多少値上げしてきたりもあるでしょうし、ポイントに使えるものは用途は決められています(「新たな日常」に資する商品、家事負担の軽減・子育て関連商品といったもの。具体的な商品については今後明確になります)。

数十万分お得だからって無理に飛びつく必要はないと思います。むしろ、良い業者でお安くやってもらえるならお願いするというスタンスがいいのではないかと思います。やったらランニングコストが減りますからね。

そのほか

賃貸物件にもこのポイントつけられるんですね。大家をしている人で部屋数が多いところは使ったほうがいいですよね。この対象の方にはお得ですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

 

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